南仏プロヴァンスの家庭の必須アイテム、リボントレーをカルトナージュ

南仏プロヴァンスは花や昆虫、山や海といった豊かな自然に恵まれ、マルシェはいつも多くの人々でにぎわい、活気に満ちています。

そんな「輝きの街」Aix-en-Provenceで出会ったのが「カルトナージュ」でした。

カルトナージュとは、フランスのカルトンという厚紙と布生地を使った伝統工芸です。

発祥は、18世紀頃、南仏で蚕を入れる紙箱に装飾をほどこしたものと言われ、今でも代々、引き継がれています。とりわけ、プロヴァンス生地を使用したカルトナージュはプロヴァンスならではの自然美を日常に取り入れることができ、気取らない、しかしながら格調の高さをも持ち続ける作品が人々を魅了し続けています。現在はプロヴァンス生地の存在が職人の減少等により危機に瀕しており、希少価値が高まるとともに、改めてその芸術性が再認識され注目されています。しかしながら、プロヴァンス生地の入手は本場プロヴァンスでも難しくなってきています。

プロヴァンスは陽射しが強いことから、プロヴァンス生地は日光の光にも褪せることのないような製法で織られており、プロヴァンスの人々によって代々伝統的に受け継がれています。

 

今回はこのプロヴァンス生地を使ってカルトナージュの定番、リボントレーを作ります。

南仏プロヴァンスの家庭ではこのリボントレーを様々な用途で使います。実際フランスの人はこのリボントレーにお菓子や果物を入れたりするのが一般的で、小さなサイズのトレーには鍵やアクセサリーや小物入れとして暮らしの一部になっています。使わないときはリボンをほどいて収納できて、太陽の光にも褪せることのないような製法の生地を使用しているのでそのまま洗うこともできるのが特徴的です。今回作るリボントレーの大きさは10㎝×10㎝×約3.5㎝のちょっと小ぶりなサイズです。

今年のクリスマスの食卓にちょっとしたお菓子入れにするのもおススメですね。

プロヴァンス生地は絵柄の繊細さが伝統的で一枚の生地の中で複数のモチーフが楽しめます。絵柄がリピートしているので切り取る場所によってトレーの仕上がりが異なるのも面白いところ。

今回は希少なプロヴァンス生地の中からお好きなものをお選びいただけます。

A:エクサンプロヴァンスの草木のつるや花をイメージした繊細でナチュラルなデザイン

 

B:地中海の歴史的建造物を有する観光都市アヴィニヨンにしかない上品でシンプルな特徴的なデザイン

 

C:プロヴァンスを象徴するラベンダーと太陽をイメージさせる黄色が特徴

クリスマスの食卓に映える温かみのある柄のものや、プロヴァンスらしい色合いやモチーフのものをセレクトしました。

3つの生地からお好みのものをお選びいただきお申込み下さい。

 

作業は生地に2㎜圧のカルトン（厚紙）を糊で貼り付け、装飾したケント紙をリボンと一緒に内側につけていきます。

糊付けが多く慣れない作業があるかもしれませんが、年齢関係なく初心者の方でもご参加いただけます。

ワークショップは少人数制なので分からない部分があればすぐフォローしますのでご心配なく！

 

皆さんとワークショップを通じてプロヴァンス生地の美しさを知っていただけることを楽しみにしています。

 

Photo by　Soleil de Provence
 

 

 

おしえてくれる人

Soleil de Provence（ソレイユ・ドゥ・プロヴァンス）