冬にもリネン寝具を!
Nishitokyo CRAFT BASEでは生活雑貨の販売もしています。
そこで何回かに分けてご紹介したいと思います。
今回は取扱いしているリネン製品について
麻の繊維の特性から、水分の吸湿性が高く、発散が速いことから
「リネンのシャツ」に印象付けられるように、夏に最適な生地だと思われてますが
実は冬にも気持ちのいい素材なんです。特に寝具がおススメ。
まずは身の回りにある麻製品の種類をおさらい
身に着けるもので最も身近な、洋服や寝具に使われるものをリネンといいます。日本語では亜麻。
カーベットの基布や麻袋などに使われるのがジュートと呼ばれ、黄麻のことを指します。
ロープに代表されるような資材はヘンプと言って大麻のことです。
麻は繊維が非常に強いので、ジュートやヘンプなどの素材は古くから使われています。
又、靭皮繊維と静脈繊維で分けられていて、靭皮繊維は静脈繊維より柔らかいため衣類や寝具に。
その中でもフランス、ベルギーなどのヨーロッパの一部地域はリネン(亜麻)の一大産地で
丈夫でしなやかな洋服や寝具等への加工が盛んです。
さて、なんで冬にリネン?と疑問の方もいるかもしれません。
麻の繊維特性である、「水分の吸湿性が高く、発散が速い」ことから日本では夏に重宝されますが
実はこの性質、冬の場合リネンが湿気を吸ってくれるので肌触りはよく、
毛布が上に掛かることによってその湿気を逃がさないまま熱を閉じ込めてくれるので快適なんです。
フランスとリトアニアのブランドをコスガ工務店でも
数年前から取り扱いを始めていますが、結構好評です。
キッチンクロスからテーブルリネンやベッドリネンまで
「ALEXANDRE TURPAULT」はフランスの老舗メーカーで独自のハンドステッチでも有名ですが
マスターオブリネンの称号をもっていて、上質な生地とエレガントなデザイン、豊富で風合い豊かなカラーが魅力的。
勿論リネン自体の耐久性も良いいです。
というのも、その昔のフランスでの花嫁道具といえばリネンの寝具だったそう。
洗濯機のない時代、12枚の寝具セット(1年分)をもってお嫁に行った、というぐらいフランスとリネンは長い歴史があるようです。
なのでリネンメーカーさんはいくつかあるのですが、「ALEXANDRE TURPAULT」は1847年創業。
歴史と伝統を守りつつ、現代らしいデザインを追求しています。
もう一つのリトアニアのメーカー「LinenMe」はナチュラルでシンプルなデザイン。
リネンを手ごろな価格で日常使いできるのも魅力的。
繊維が強いリネンの特徴も生かしてストーンウォッシュ加工されているものが多く
手元に届くと「これがリネン?」というぐらい柔らかい質感にびっくりします。
洗濯してアイロンを掛けると質感が変わるところもまた魅力ですね!
綿素材より値段は張りますが、長く肌に密着するものにはこだわりたいもの。
今年は冬のリネン寝具試してみませんか?お勧めしますよ!