Coffee is a social motor.
12月なのに、まだ明け方が気持ちいい温度で早朝カフェのいい恩恵を受けてます。
Amiです。
飲食業営業許可が下りてもうすぐ1ヵ月が経とうとしています。
最近はコーヒー目当てで来てくださる方もちらほらいて、嬉しい限り。
さて、今回はお店で提供しているコーヒーの話。
こうやってコーヒーをハンドドリップで出すようになって、周りの方からはコーヒー好きな人、コーヒー通と思われることが多く感じるこの頃ですが、数年前までは大してこだわりもなく、しかも、スタバでホットコーヒーではなく、甘めラテ系を頼んでいるタイプでした。
ホットコーヒーはデザートがある時に飲むぐらい。
大してこだわりなんてなくて、「好き」の部類にも属していませんでした。
コーヒーとライフスタイル
そんな私がなんでコーヒーを始めたか。
理由は2つ。単純に美味しいコーヒーに出会ったから。
そして、もう一つはコーヒーのある場所はなんか心地いいということ。
以前、北欧の都市がなぜ豊かなのかを紐解く講義に参加したときのことです。
デンマークから来た方がゲストで、その国のアイデンティティとしてコーヒーカルチャーがある。と話してくれました。
デンマークでは1日に5~6杯飲む習慣があります。
起きたて。仕事の前。仕事の途中。お昼休み。仕事の途中。夕飯の時。
面白いのは、デンマークに限らず北欧の人々は日本人と性質が似ているらしく
シャイで恥ずかしがりな人や、寡黙であまり口を開かない人も多いらしい。
だからその時々にコーヒーを飲みながら、家族や友人、仕事仲間と様々な話をするんだそう。
仕事に関することや人生の悩み相談、恋愛トークに家族会議、政治の話なんてものまで。
友人や知人が訪ねてきたときは家の台所に招き入れて、お湯を沸かしコーヒー豆を挽いてドリップしてもてなすことが多いんだとか。
ゆっくり、のんびり、香りを楽しみながら、コミュニケーションを図る。
「コーヒーはソーシャルモーター」なんて表現されることがあります。
その言葉通りにコーヒーにはコミュニケーションを潤滑にする役割があり、それが社会の機動力となる。
北欧の国々にはまだ行ったことがありませんが、何となく彼らのライフスタイルがイメージできますね。
ホットコーヒーが美味しいと初めて感じたのも実はこのとき。
ここでも、ハンドドリップでコーヒーをサーブしてくれました。苦みが少なく紅茶のような軽さとフルーティさ。
こんなコーヒーがこの世にあるのか。と思い知らされました。
この話を聞いた後だったからなのかとも思いましたが、そこには今のコーヒーシーンの変化が関係しています。
新しいコーヒーシーン
それまでの私のコーヒーのイメージは「苦い」というものでした。
以前は深煎りのコーヒーが主流だったことに起因しています。
しかし現在都内で続々と増えているコーヒー屋さんは浅煎りが主流だったり、しかもそのコーヒーを自社のこだわりを持って焙煎しているところも多いです。
コーヒー豆の作り手の顔が見えてよい品質のスペシャリティーコーヒーを提供する店が多く、コーヒー通な店員さんに1つ聞くと色んなことを教えてくれるのもまた魅力。
そんな繋がりがコーヒーへの興味をさらに掻き立ててくれます。
私はそんなこんなでコーヒー歴は半年ほどの浅知恵ですが、言えることはとにかくコーヒーの世界は奥深い、ということ。
お豆の産地、品質、そして焙煎の仕方やコーヒーの淹れ方でその味は複雑に変化し、そして同じ味は一つとしてないということ。
だからハンドドリップのホットコーヒーは一杯ごとに集中して、飲む人の為に丁寧に淹れているのです。
ざっくりとですが、そんな経緯でコーヒーをNishitokyo CRAFT BASEでご提供しています。
異なった種類のコーヒーをお出しできるように常時3種類ぐらいご用意する予定。
テイクアウトもできますが、基本的にはお店でコーヒーを楽しんでもらうことを考えています。
ものすごく詳しくコーヒーを語ることはまだできませんが、一緒に楽しむことはできますのでお気軽にご相談ください。
そして、ここでお知らせです!!
提供するコーヒーについて、そこで働く人たちについてブログで連載を開始します!!
その名も「勝手にコーヒーキャラバン」美味しいコーヒーを探求しつつ、お店で提供する豆も仕入れるという欲張り企画。笑
第一弾は「ONIBUS COFFEE」へ行きますよ!
お楽しみに!