ものづくりでつながるコミュニケーションショップ
冬季休暇が明けて営業再開してからあっという間に2週間が過ぎてしまいました。正月休みボケで2月からようやくエンジンがかかってきた店主Amiです。Nishitokyo CRAFT BASEはものづくりでつながるコミュニケーションショップをコンセプトとして運営しています。2016年の10月にオープンしてから2年と4カ月が過ぎ、今までこの場所でものづくりやカフェを通じてたくさんの出会いと発見がありました。今が3年目になるのですが、4年目に向けて少しギアをあげていきたいなと思っています。
Webサイトをいじってます!
2016年10月のお店オープンに伴い、NCBのウェブサイトはその少し前に出来ました。振り返れば、その時は視察で行ったアメリカのポートランドから帰ってきたばかりで「〇〇屋さん」という商品を販売する形態だけのお店ではなく、カフェやワークショップスペースなどの機能も持たせて地域とコミュニケーションが取れるお店にしようと意志を固めたところでした。実際に、西東京市の小さな町にお店を開いてみると案の定「何屋さんなの?」とか「何やってるお店なの?」とよく質問を受けました。なかにはお店の売り上げを気にしてくださる方も。(笑)でもNCBの説明をすると理解してくださる方が多くて「素敵な取組ね!」「こういうお店が地域にあると嬉しい」なんて声をかけて頂いたりして、共感してくれる人がちゃんといるんだなと実感しました。同時にワークショップやイベントをちゃんと企画しないと、と身が引き締まる思いがありましたね。
現在のウェブサイト、トップページ
店主Amiの本業は工務店なので、時間と体に自由が利かず、亀のようにゆーっくりと動き続けて現在に至ります。その間にお店を通じてものづくりや人との出会いがあり、これをさらに広げていきたいという想いからここで少しバージョンアップしたいな、と年明けからウェブサイトを更新する打ち合わせをしています。おそらく大胆にガラっと変わることはありませんが、必要な部分を更新していきますのでもうしばらくお待ちくださいね。
ものづくりってなに?
NCBはモノづくりカフェとしてワークショップ・カフェ・ショップ・イベントスペースなど役割がいろいろとあります。その中でもワークショップは定期的で、この2年4カ月の間に約60回開催されました。そんな経験のなかで「ものづくり」と一言でいってもその内容や幅はものすごく広いことに気づかされました。
工具を使ってダボ切り、皆さん真剣な表情です
興味関心を寄せていただいた方の中から頂く意見を聞いていると、「ものづくり」に関する考えは本当に人それぞれで、単純に工芸を意味していると考えていたり、DIY(個人的に日本だと日曜大工的意味合いが強いと感じています)を連想する方や、アクセサリーや編み物など手芸をものづくりと考える方がいたり様々です。ただNCBではものを作ることにプロかアマチュアかなんて区別は一切していません。モノをつくることを愛する人に違いなければそれでいいのです。
ワークショップのコラボ依頼で近くで活躍する方に多肉植物の寄せ植えを作って頂きました。
自分の感性に集中して作業に取り組みます
モノづくりというコミュニケーション
私はワークショップの打ち合わせの際に作り手さんの想いを聞き取るように心がけています。
正直何かを作るという行為は一人でも出来ます。モノをつくることはそれだけで無心で集中出来たり、欲しかったものが完成する達成感があります。でも皆さんに共通するのはモノづくりの場を共有するということは「楽しい」というのを知っていること。だから皆さんと一緒に作りたい。それはモノづくりが日々の暮らしをすこし明るくそして楽しくさせるコミュニケーションだからじゃないかと考えています。
レクチャーを聞いている様子
モノづくりや日々の情報交換も
実際にワークショップ中に作り方のレクチャー以外に皆さんの今の生活の悩みだったり、ワークショップに参加したいきさつや作ったもので何をしたいか、何をするのかなど自然と話してくれる雰囲気があります。参加される方々も色々な想いがあって参加されているのを実感しました。私自身が講師を務めるワークショップ以外では皆さんをそばでフォローしながら、作り手さんと参加者さんが自分たちの暮らしについて楽しそうに話し合う姿がとても微笑ましく素敵な瞬間だなといつも思っています。そして街のなかで生まれるこの瞬間を大切にしていきたい。
ウェブ更新に伴い振り返ってみてやっぱりそう再確認しました。更新するのはもうちょっと先になると思いますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです!